『月次決算書の見方・説明の仕方』著:和田正次
実務者向けのと言うことで、中級者レベルの本ではあると思いますが
必要以上に難しくはしてるわけではないので、ある程度基礎的な知識があれば読めるかなと思います。
そして毎月の月次決算からわかることと、
キーになる指標の解説はしっかりしていると思います。
ただ、見方や分析の仕方がわかる事と
それを説明することにはいくらかギャップがあるように思うのですが
この本の説明のままでは、まだ砕いて欲しい人もいるんじゃないかなと思います。
もちろん、分かりやすく説明するときに
間違えた省略をしたりしないために、
きちんと内容の理解を深めることは大事ですが、
何で引っかかるか、あるいは知りたいことに答えているかということを
コミュニケーションしながらクリアしていくことが実際の説明ではもう少し必要になるかと思います。
- 作者:正次, 和田
- 発売日: 2016/02/06
- メディア: 単行本
月次決算報告で会計データを説明する場合の数字の読み方には注意が必要です。説明を受ける相手が数字をできる限りイメージしやすいような工夫が必要です。
その工夫とは、“最後の一行までは読まない”ということです。(p.24)
説明はこういう地道なところから。ここにも気を配るなら、きっといくらでもあるんです。