2017-11-26から1日間の記事一覧
正直メンタリズムは胡散臭い。 読み終わっても胡散臭いのは変わらない。それでも、これほど実戦的で簡潔にまとめられたものは 中々お目にかかれないのではないかと思う。実戦的というのは、書くために書く仕事をしているのではなくて 仕事の中で手段として文…
人類学というのは今ではあまり使わない名称かも知れない。 未開の土地を文明の視点から見るという、権力関係が露骨であるから。 今では比較文化論などの名称のほうがポリティカリィコレクトなのだ。この人もまた、1934年生まれである。 しかし、視線は遠く研…
1934年生まれ、2010年没。 青年期に戦後を過ごして来たそうした人のエッセイである。右派ではないが、日本は確かに 敗戦を経て接ぎ木をされたというのはある。 どのように切断されて、なにが残ったのか 今からでは見えないものも多い。それにしても、感傷的…
最近、舞台というものを観ていなかったのもあって、 ダンスというものを観に行った。スタートの立つスタンスの取り方がかかとをつけていたり、 肩幅に広げていたり、内股気味であったり、最初から差異が強調されている。8人のダンサーのうち3人は関西だが、…
ドゥアルテ大統領で悪目立ちをしてしまった感はあるものの しかし、どのような道行を経てそこに来たか知らない人は多いだろう。この本はASEANの中での差異も取り上げながら、 簡潔にスペイン植民地時代から歴史も抑えてあり、 概要をとらえるのにとてもよく…