テックノロジーの進歩にはおったまげるねぇ。
3Dテレビはなんというか、こけおどしだった。
ペッパーもすごいと思ったけど、まだ何かを拡張する感じでもない。
人がそこにいればいいからね。
それに比べると
ケータイ電話は明らかに劇的だった。
ケータイを基礎としたネットワーク文化も劇的だ。
大雑把なくくりではあるけれども、
できることの枠が完全に一歩踏み超える感じ。
テクノロジーにはそういう瞬間がある。
胡散臭いってのは新しいってことだ
最近見ていたTEDでこんなものがあった。
アレックス・キップマン: ホログラム時代の未来にあるもの | TED Talk | TED.com
これMicrosoftが開発したホロレンズという製品。
あぁ、あのバーチャルボーイの成れの果てか。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 1995/07/21
- メディア: Computer Game
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バーチャルボーイは1995年発売とあるから20年も昔だ。
そら僕もガキンチョでかなり欲しかった。
フルカラーではない代わりに、
視差効果を使って立体的な迫力が出るというのが触れ込みだった。
でも、なんかあれ装着してるのカッコ悪そうだし、
何より1人でしか遊べない感じがつまらないかもしれないとも思わせた。
たぶん、似たようなことをみんな思ったのだろう。
たいしてヒットすることなく、波に消えていった。
人に勧めにくいものは売れない。
逆に人にすすめたり、誘うこと自体に楽しみがあれば売れやすい。
SNSの発展はそういうことだし、
音楽なんかでもインストより歌モノが売れるのは
カラオケでみんなが楽しめるからだ。
売れるかどうかは知らんぜ
さてさて、じゃ、このホロレンズはどうなのか?
確かにまわりからしたらかなり不可解な異物には違いない。
けれども、これは環境にフィットするのだ。
正確に言うと、このレンズは
外の環境のレイアウトを把握し、たとえば、
新製品の3Dモデルを机のうえに置くようなことができる。
これはちょっと今までのアプローチと違う。
類似商品でgoogle glassというものがある。
人から借りて使っただけでは分からないGoogle Glassの10の魅力とは? | Overtex Times By 朝山貴生
こちらのレビューは仕事でどのように便利かという観点がメインで、
実用的で簡単にすばやくアクセスできるインターフェイスとして紹介されている。
一方で、hololenseはもう少し熱っぽく語られる。
すまない、Oculus。HoloLensを買うことにしたよ | TechCrunch Japan
私にとってこのテクノロジーの魔力とは、現実世界と拡張された世界が交差しているということだ。私はどこか遠いワンダーワールドに没頭することにはまったく興味がない。でも、自分の周囲の世界を変えられるキットが3000ドルだって?その話、のった。
わくわくする感じが伝わる。
でも、これってやっぱり付けてる人じゃないと分からんから伝わりにくいかなぁ。
でも、複数の端末を使ってリンクさせれば、
同じ拡張現実を見てあーだこーだできるだろうから、
その点で確かに伸びしろはあるだろう。
普及のカギはその辺にありそうな気がするなぁ。
枠を越えるか、否か
先の引用はホロレンズの特徴のほとんどすべてを言い表している。
外界と遮断するのではなく、この現実の環境に加える。
単純に、ほら、これは「枠」を踏み越えたんじゃないか?
ところで冒頭に紹介したTEDのビデオで開発者はさらに先の構想も語っている。
それによると、現実の世界をテクノロジーが把握すれば
触覚や温度も再現できるようになるはずだということ。
この欲望は、しかし科学のいまだ夢であるようなことでもある。
シンギュラリティとは僕らが理解するより先に
テクノロジーが世界を理解することを指しているのかもしれない。
とすると、テクノロジーに我々は教育される日も近いわけだ。
(なんだ別に文字ができた頃から何も変わらないのか)
- 出版社/メーカー: google
- メディア: エレクトロニクス
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触覚や温度を再現できるようになってしまえば、
VHSやインターネット普及の原動力になった
アダルト業界の力を借りることができるので、相当普及するかもね。