「徳川家当主に学ぶほんとうの礼儀作法」著:徳川義親
就活しようと思って買った本。
まー、こういうのは1冊くらい読んでも悪くはないね。
ただ、帯は
「こんな”失礼”をしていませんか?」なんて
脅迫調ですが、徳川さんはもう少し柔軟なエチケット像を提示しており
僕も共感できることが多い。
相手のためを思い
互いに気持ちよく過ごすためにするのがエチケットでいいじゃない。
とはいえ、どういうことが問題になるかは
知らないと気づかないこともあるわけだから
エチケットについて網羅的になっているこの本はよいです。
- 作者: 徳川義親
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
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主人が不在のとき、名刺の肩を折ってくることがある。やかましくいえば、左上の角は祝賀、告別は右上角、弔問は左下角、忌中には黒枠をするといったふうで、これは中国の古礼を伝えているが、今日ではかならずしもこれに従うことはない。本来は名刺を折ることによって本人が来たことを示したものだが、むしろあいさつのことばを書いてきた方がよい。(p.90)
合理的である。
母の「帰ってすぐで悪いけど」ということばに対して「おかあさんが急いでいるから、すぐ行ってあげよう」と思うのは子どもの親に対する愛情である。
当然のやり取りとしてとらえてないからこそ価値のあるものだ。