「ダチョウは軽車両に該当します」著:似鳥鶏
お仕事ものと推理サスペンスのごく軽いレジャー本ですね。
比較的細かく脚注が入るのはお仕事ものにはありがちで、
かつありがたいものですが、動物以外のネタも多いので
もしかして作者はそこまで動物に入れ込んでないのではないでしょうか。
とはいえ、軽いことが長所となることもある。
ミステリーと裏に書いてあるけど、
謎解きに頭を捻ることもありませんぜ。
- 作者: 似鳥 鶏
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: Kindle版
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「先にやらなかったらこっちが何をされていたか分からないでしょう。ああでもしないと、か弱い女一人で四人も相手にできないもの」
横にいる男を計算に入れていない時点でか弱いわけがないのだが、それは言わないことにした。(p.46)
こういう「認識と現実の距離感」は現代的リアリティを持って読める感じ。
キャラは作り過ぎかと思うけども。