「知りたいレイアウトデザイン」著:ARENSKI
古い入門書は持ってたけど、
必要もあったので、最近のものを入手。
基本的な考え方やルールをわかりやすく明示するだけでなく、
似た素材を違うアプローチで作るとどうなるかという比較が多くて、
手法の選択にとても役立ちます。
また、レイアウトのパターンの中には紙モノ以外にも
web媒体を意識したレイアウト例もしっかり抑えてある。
こういうサンプルが多いものだと自分の実作だけじゃなくて
企画のすり合わせの時に、「それってこういう形でいいですかね」
と提案しやすいのでありがたい。
初心者でも制作しなくちゃならない、そんな人への強い味方になる本ですね。
- 作者: ARENSKI
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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何を伝えたいのか明確にしないままだとターゲットの心に響くものをつくることはできません。しかしながら、伝えたいことを明確にすることは簡単ではありません。なぜなら、多くの場合「伝えたいことを絞れない」「伝えたいことの優先順位を決められない」という悩みにぶつかるためです。(p.16)
ここから書いてくれているのは、実践的であることの証明とも言えるでしょう。
ただのテクニック本ではないのです。
中央揃え
センターに情報を集めて、上から下に目線を誘導させます。繊細さや高級感を感じさせたいデザインに向いています。また、画像の形状に動きがある切り抜き写真と相性がよいのも特徴です。(p.45)
おお、言われてみれば確かにそうかも。
当たり前になんとなく選んでいたものに理由がくっつくのも面白い。