2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
イスラエルはパレスチナ問題とあわせて語られる事が多いと思うが 本書は新書というスペースの中で、イスラエルという国そのものを なるべく大枠から伝えようとしてくれている。そもそもの成立の仕方自体が 特殊な国だという気持ちで見ていると 特殊な場所の…
書名は聞いたことがあってもよく分からず読んでみた。ある事件のノンフィクションということだが、 文体はとても小説的でとてもよく練り上げられている。具体的な叙述が多いのはそれだけ具体的な内容にあたっているからだが、 主観的であるような言葉が露わ…
PDCAをきっちりやるには継続性とテンポが両立しないといけない。 継続できなければ、フィードバックのないやりっ放しになるし、 テンポが遅すぎれば、チェック機能があっても手遅れ状態からしかできない。本書はその2つの点をきっちり抑えて どのように整備…
ラジオ放送用の原稿として書かれた本書の断章たちは 普段の彼の占星術士のような予感に満ちた文章とは趣が違うけれども 優雅にエピソードを渡っていく手つきは、どれも惚れ惚れとする。ドイツ、というよりはベルリンについて語られるその空気は 日本ではなく…