2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
数学が何かというよりは 数学とはどこにあるのかという問いに近い本。全体的に論旨はやわらかく、妥当なところだとは思うけれど 正直に言って小林秀雄賞という名前からあの人の圧力をイメージすると物足りない。 (ま、本人は別にそれに寄せるつもりもないん…
「記憶」と「未来」とはいかにも奇妙な取り合わせである。 しかし、これ以上に今焦点化されるべき問題もあるだろうか。「物語の共同体」以降、標準の言語、教育は焦点化されて それらがネーションを作っていること自体は明らかになっているが 無論、それは善…
ひと昔前、武士の家計簿がヒットしていましたけれど、 どうやってお金を使ってきたかというのは誰しも興味があるものでしょう。本書は会計が生まれたローマ時代から現代までの歴史を紐解くものだ。 中世の宗教的規範と会計のマッチングの問題や、 18世紀に株…